ちえママのミニマル的シニアライフ

60代の暮らし・老後・年金・お金やらゆる~く語ってますます。

この世からの退場を覚悟した日(前編)


コロナ禍の中、皆さま無事にお過ごしでしょうか?

 

私は先月5月の下旬に前兆もなく急に体調を崩し、

座ることも、頭を上げることも出来なくなり、

救急車で関西では有名な大病院に運ばれ、

1週間入院していました💦

あっ、新型コロナではありませんよ^^;

 

時間とともに急激に悪化していく私の症状、

日本の検査機器および技術と医療体制の凄さ、

そして、手厚い看護、

などについてのお話です。

今後、同じ症状に見舞われた時のご参考になれば幸いです。 

 

【ご注意】

見出し1~3は「御下(おしも)」中心の話となります。

そういう話は「苦手」「嫌い」「弱い」等の方はすみません、

見出し4からお読みくださいね。

 

 

1.朝、起き上がることが出来ない

午前7時、起きようと身体を起こしたところ、突然のめまい!

目と頭がグルグル回るので、起きるのをしばらく諦め、

めまいが治まるのを待ちました。

 

20分ほど待ち、もういいかな・・・と頭をあげたらもう天井が回って、

右側に引っ張られる感じで・・・えっ、起きれない・・・ウソ

昨日、寝るまで元気だった私。

翌日のこの状態、私に何が起こっているのかわからない。

 

何度か挑戦していると、

隣で寝ていたダンナが「どうしたん?」

私「起きたいんだけど、めまいがして起きれない」

そうしてめまいの中、起きようと頭を動かしていたら、

吐き気までしてきた。

めまいで起き上がれない、そして、吐く・・・

この繰り返し。

 

脳梗塞か!

脳血栓か!

でも、ろれつは回ってる、左右の手足の麻痺も無い、

そのことをダンナが確認してくれた。

 

時間だけが無情に過ぎて行く。

もはや、起きれない状況だと悟った。 

2.トイレに行けない

起き上がれないということは、トイレにも行けない💧

もう、我慢の限界に来ていたので、

ダンナが「おんぶで行こう」と、

私をとりあえずベッドに座らせようとしたところ、

やはり、めまいと右側に引っ張られる感じで、ベッドに倒れてしまう。

そして、頭を動かしたので・・・吐く、

胃には何も無いけど吐き続ける😢

3.初めてのオムツ

もはや、どうしようもない。

ダンナにスーパーに走ってもらった。

大人用のオムツを買ってもらうために(゜.゜)

 

オムツは自分でなんとかセットした。

さぁ、ようやく出来るぞ(*^-^*)

えっ、出ない?・・・なぜ?

寝ながら、用を足すということが、

これほど難しいとは思わなかった!

なんと、1時間半ほどかかった。ふ~(-_-;)

もう、お昼前になっていた。

 

もはや、頭を動かさなくても吐き気が収まらない。

そして、用を足すのも苦行。 

4.よぎる不安

自分がどうなっているのか?

このままどうなってしまうのか?

 

昨日まで元気だったのに、

何、今の私の状態は異常じゃん!

だって、起き上がれない、座れない、

で、オムツ・・・

 

変だ!

このままでは、私、明日を迎えられないかも(@_@。

そして、もし・・・そう、もしも、このまま私が逝ってしまったら、

お医者さんにかかっていないので、

はい、ご存知の通り、警察のご厄介になります(>_<)

そして、自宅は事故物件に・・・

 

あかん!

それだけは回避せねば(こんな事、本気で思ってたんです)

 

そして、もう1つ思ったことは、

「最期」が頭によぎった時、

「死」の概念が、

この世界から自分がいなくなるのではなく、

この世界から自分は退場するんだ・・・という思い。

 

寂しいとか悲しいではなく、

この世界にもっといたかった。

 

例え、コロナ禍の中であっても、

この世界はもっともっと変わるだろう!

まだ退場はしたくない。

だけど、もう、私はタイムアップなのか。残念だ!

 

孫の成長を見届けたかったけど、

孫には立派なパパとママがいるから大丈夫!

 

障がいを持っている息子は心配だけど、

生活費は残してあるので、

彼を支援してくれる福祉の方々が助けてくれるだろう。

 

ダンナは日頃から、

私が先に逝ったら「俺は長生き出来ないと思う」と

言ってるので、私のところに来るのもそう遠くはないだろう。

長生きできれば、それに越したことはない。

 

1つ悔やまれるのは、

年老いた母より、娘の私が先に逝くのは親不孝だな。

「おかあちゃん、ごめんね。」と思った。

本気でこんな思いが頭に浮かんだ。

 

そして、

冷静に考えればもはや病院に行くべきやん!

そんなこと考えている場合ではないやん!

 

ダンナ「救急車、呼ぶで」

私「救急車を呼んで」

 と、同時に言った。

 

既に午後3時になっていた。  

5.救急隊員さんの迅速な対応

ダンナ1人では私を動かすことも出来なかった。

私は中肉中背、それほど重くはない・・・はず。

 

救急隊員さんは3人、男性2人と女性1人。

私は気を失っているわけではないので、

苦しい中でも声は聞こえているし、

隊員さんが「目を開けて~!」と言われた時に、

女性隊員さんがいることがわかった。

 

そして、私は3人の隊員さんのおかげで手際よく運ばれ、

救急車で病院に行けました。

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救急隊員さんがいなければ、私は病院には行けなかった。

感謝!

7.ドラマのようなスピード感

病院に着くと、ストレッチャー?に乗せられ、

医師、看護師さん数人に囲まれ、

左手に注射、点滴針等々を刺されながら、

多分、脈拍・心拍数等々見ながら、

私に声をかけながら、

「MRI準備OK?」

「脳神経外科と耳鼻科の先生は?」

「レントゲン行ける?」等々

まるでドラマの救急病院のシーンそのもの。

ゲゲーしながら、頼もしく聞いていました。

日本で良かったと心底思いました。

まっ、ドラマがリアルなこの状況を再現しているんですけどね。 

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8.はい、入院

MRIの結果、脳に異常は無いことがわかり、

ホッとしました。

レントゲンは看護師さんから「ごめんなさいね、このご時世ですから」と

申し訳なさそうに言われました。 

レントゲン検査も寝ながら受診できました。凄いですね!

 

原因は耳鼻科の検査でわかりました。

「前庭神経炎」でした。

この神経は平衡感覚をつかさどってる神経で、

その神経に炎症があるため、ひどいめまいになっているとのことでした。

 

点滴でめまいと吐き気を抑えていくため、入院することになりました。

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9.看護師さんの希望ある言葉がけ

右側30度に顔を向けているとめまいは大丈夫だけど、

それから少しでも動くと、めまいと吐き気に襲われていました。

 

入院2日目、めまいはおさまらず、

もう、だめかも・・・なんて思っていたら、

担当の看護師さんが「大丈夫ですよ~!

この病気は100%自分は死ぬと思われるけど、

4日もすると100%歩けます。そして、歩いて退院されてますよ」と

声をかけてくれました。

 

大袈裟ではなく、その言葉で「希望」持つことができたのです。 

早く、良くなりたい!

心底、そう思いました。

そうすると、段々と良くなっていきました。

はい、とても単純で素直な性格なんで笑

 

※ここまでお読み頂きありがとうございました!

 

今回は「前編」「後編」の2部制とさせて頂きます。

今日は2882文字いつも1000文字程度のため、

かなり頑張りました(自画自賛)

続きは「後編」でお話させて頂きます。

良かったら、またご訪問頂ければ嬉しいです💕