コロナ禍の中、皆さま無事にお過ごしでしょうか?
私は先月5月の下旬に前兆もなく急に体調を崩し、
座ることも、頭を上げることも出来なくなり、
救急車で関西では有名な大病院に運ばれ、
1週間入院していました💦
あっ、新型コロナではありませんよ^^;
時間とともに急激に悪化していく私の症状、
日本の検査機器および技術と医療体制の凄さ、
そして、手厚い看護、
などについてのお話です。
今後、同じ症状に見舞われた時のご参考になれば幸いです。
【ご注意】
そういう話は「苦手」「嫌い」「弱い」等の方はすみません、
見出し4からお読みくださいね。
- 1.朝、起き上がることが出来ない
- 2.トイレに行けない
- 3.初めてのオムツ
- 4.よぎる不安
- 5.救急隊員さんの迅速な対応
- 7.ドラマのようなスピード感
- 8.はい、入院
- 9.看護師さんの希望ある言葉がけ
1.朝、起き上がることが出来ない
午前7時、起きようと身体を起こしたところ、突然のめまい!
目と頭がグルグル回るので、起きるのをしばらく諦め、
めまいが治まるのを待ちました。
20分ほど待ち、もういいかな・・・と頭をあげたらもう天井が回って、
右側に引っ張られる感じで・・・えっ、起きれない・・・ウソ
昨日、寝るまで元気だった私。
翌日のこの状態、私に何が起こっているのかわからない。
何度か挑戦していると、
隣で寝ていたダンナが「どうしたん?」
私「起きたいんだけど、めまいがして起きれない」
そうしてめまいの中、起きようと頭を動かしていたら、
吐き気までしてきた。
めまいで起き上がれない、そして、吐く・・・
この繰り返し。
脳梗塞か!
脳血栓か!
でも、ろれつは回ってる、左右の手足の麻痺も無い、
そのことをダンナが確認してくれた。
時間だけが無情に過ぎて行く。
もはや、起きれない状況だと悟った。
2.トイレに行けない
起き上がれないということは、トイレにも行けない💧
もう、我慢の限界に来ていたので、
ダンナが「おんぶで行こう」と、
私をとりあえずベッドに座らせようとしたところ、
やはり、めまいと右側に引っ張られる感じで、ベッドに倒れてしまう。
そして、頭を動かしたので・・・吐く、
胃には何も無いけど吐き続ける😢
3.初めてのオムツ
もはや、どうしようもない。
ダンナにスーパーに走ってもらった。
大人用のオムツを買ってもらうために(゜.゜)
オムツは自分でなんとかセットした。
さぁ、ようやく出来るぞ(*^-^*)
えっ、出ない?・・・なぜ?
寝ながら、用を足すということが、
これほど難しいとは思わなかった!
なんと、1時間半ほどかかった。ふ~(-_-;)
もう、お昼前になっていた。
もはや、頭を動かさなくても吐き気が収まらない。
そして、用を足すのも苦行。
4.よぎる不安
自分がどうなっているのか?
このままどうなってしまうのか?
昨日まで元気だったのに、
何、今の私の状態は異常じゃん!
だって、起き上がれない、座れない、
で、オムツ・・・
変だ!
このままでは、私、明日を迎えられないかも(@_@。
そして、もし・・・そう、もしも、このまま私が逝ってしまったら、
お医者さんにかかっていないので、
はい、ご存知の通り、警察のご厄介になります(>_<)
そして、自宅は事故物件に・・・
あかん!
それだけは回避せねば(こんな事、本気で思ってたんです)
そして、もう1つ思ったことは、
「最期」が頭によぎった時、
「死」の概念が、
この世界から自分がいなくなるのではなく、
この世界から自分は退場するんだ・・・という思い。
寂しいとか悲しいではなく、
この世界にもっといたかった。
例え、コロナ禍の中であっても、
この世界はもっともっと変わるだろう!
まだ退場はしたくない。
だけど、もう、私はタイムアップなのか。残念だ!
孫の成長を見届けたかったけど、
孫には立派なパパとママがいるから大丈夫!
障がいを持っている息子は心配だけど、
生活費は残してあるので、
彼を支援してくれる福祉の方々が助けてくれるだろう。
ダンナは日頃から、
私が先に逝ったら「俺は長生き出来ないと思う」と
言ってるので、私のところに来るのもそう遠くはないだろう。
長生きできれば、それに越したことはない。
1つ悔やまれるのは、
年老いた母より、娘の私が先に逝くのは親不孝だな。
「おかあちゃん、ごめんね。」と思った。
本気でこんな思いが頭に浮かんだ。
そして、
冷静に考えればもはや病院に行くべきやん!
そんなこと考えている場合ではないやん!
ダンナ「救急車、呼ぶで」
私「救急車を呼んで」
と、同時に言った。
既に午後3時になっていた。
5.救急隊員さんの迅速な対応
ダンナ1人では私を動かすことも出来なかった。
私は中肉中背、それほど重くはない・・・はず。
救急隊員さんは3人、男性2人と女性1人。
私は気を失っているわけではないので、
苦しい中でも声は聞こえているし、
隊員さんが「目を開けて~!」と言われた時に、
女性隊員さんがいることがわかった。
そして、私は3人の隊員さんのおかげで手際よく運ばれ、
救急車で病院に行けました。
救急隊員さんがいなければ、私は病院には行けなかった。
感謝!
7.ドラマのようなスピード感
病院に着くと、ストレッチャー?に乗せられ、
医師、看護師さん数人に囲まれ、
左手に注射、点滴針等々を刺されながら、
多分、脈拍・心拍数等々見ながら、
私に声をかけながら、
「MRI準備OK?」
「脳神経外科と耳鼻科の先生は?」
「レントゲン行ける?」等々
まるでドラマの救急病院のシーンそのもの。
ゲゲーしながら、頼もしく聞いていました。
日本で良かったと心底思いました。
まっ、ドラマがリアルなこの状況を再現しているんですけどね。
8.はい、入院
MRIの結果、脳に異常は無いことがわかり、
ホッとしました。
レントゲンは看護師さんから「ごめんなさいね、このご時世ですから」と
申し訳なさそうに言われました。
レントゲン検査も寝ながら受診できました。凄いですね!
原因は耳鼻科の検査でわかりました。
「前庭神経炎」でした。
この神経は平衡感覚をつかさどってる神経で、
その神経に炎症があるため、ひどいめまいになっているとのことでした。
点滴でめまいと吐き気を抑えていくため、入院することになりました。
9.看護師さんの希望ある言葉がけ
右側30度に顔を向けているとめまいは大丈夫だけど、
それから少しでも動くと、めまいと吐き気に襲われていました。
入院2日目、めまいはおさまらず、
もう、だめかも・・・なんて思っていたら、
担当の看護師さんが「大丈夫ですよ~!
この病気は100%自分は死ぬと思われるけど、
4日もすると100%歩けます。そして、歩いて退院されてますよ」と
声をかけてくれました。
大袈裟ではなく、その言葉で「希望」持つことができたのです。
早く、良くなりたい!
心底、そう思いました。
そうすると、段々と良くなっていきました。
はい、とても単純で素直な性格なんで笑
※ここまでお読み頂きありがとうございました!
今回は「前編」「後編」の2部制とさせて頂きます。
今日は2882文字いつも1000文字程度のため、
かなり頑張りました(自画自賛)
続きは「後編」でお話させて頂きます。
良かったら、またご訪問頂ければ嬉しいです💕