ちえママのミニマル的シニアライフ

60代の暮らし・老後・年金・お金やらゆる~く語ってますます。

宝塚歌劇団のいじめ事件に思う生徒の夢と希望


私は退職するまで10年間ほど宝塚市に住んでいました。

最寄り駅から宝塚駅まで10分ほどの場所。

宝塚歌劇場は宝塚駅から徒歩で数分程度のところにあります。

もちろん宝塚歌劇が好きです。

好きと言っても年に1回程度観劇する程度ですが。こんなので好きって言えないかな( ;∀;)

 

関西では阪神電車・阪急電車・JRで乗客の雰囲気が異なると言われます。

昔、阪神電車を利用している友人が「阪急電車に乗る時はちょっと緊張する」というくらいでした。

 

私は通勤で阪急電車に乗って毎日のように宝塚駅を通っていたので、

ホームや車内で宝塚の音楽学校の生徒さんをたまに見かけました

このことはとても貴重な体験でした。

 

制服を着られているので生徒さんとわかりますが、

遠くから制服とわからなくても、その方の回りだけ空気が違っていました。

ホームで立っている姿、車内で立っている姿、凛としたその姿は絵のようでした。

 

彼女は暑い夏の日も寒い冬の日も何事もないように美しく立っていました。

多分、常に高い意識を持って、舞台に立つための準備をしていることの表れだと感じました。

そして車内がどれほど空いていても決して椅子に座ることがありません。

こちらも宝塚歌劇の舞台で、常に観客の方々に最高のパフォーマンスを見せるため、

最高の状態でいなければならないという、

宝塚歌劇の厳しさが表れているように思い、心が洗われるようでした。

 

やはりスターになる方は日頃から違うなって、思いました。

 

※宝塚駅 2016年4月の写真です

 

今回、劇団員の方の不幸な事件からわかってきた宝塚歌劇団のいじめ。

一般人の私には内部を知る由もありませんが、

この事件を聞いた時、あのホームに立っていた彼女の姿を思い出しました。

入学できた喜び、未来への期待、だからこそ立ち姿からも異彩を放っていたのだと思います。

 

生徒は期待に胸を膨らませて入団しているはず。

どこでどう間違ってこんなことに・・・と思わざるを得ません。

 

亡くなられた劇団員さんのため、生徒のため、ファンのため、真相を明らかにし、

本当の意味で夢と希望のある舞台を見せて欲しいと切に願います。