街の中で車いすに乗った方をよく見かけるようになりましたね。
昔はあまり見かけませんでした。
人の目を気にするということもあったでしょうし、何よりもインフラ整備がされていなかったですからね。
電車の駅はほぼ階段、ノンステップバスもなし、建物に入るにもスロープが無い、トイレもバリアフリーが進んできたのも2000年に入ってから。
バリアフリーと言う言葉さえ知らなかった時代、車いすで外出することはかなり困難な環境であったと思います。
現代はバリアフリーが進み、車いすでの外出が便利になったなぁ~と思っていました。
なので、今回、車いすで生活している母(93歳)を私一人で病院に連れていきました。
※母が病院に行く理由はこちらに書きました。
私は車いすを押すことは超初心者( ;∀;)
ベビーカーを押す程度にしか思っていませんでした。
病院までは介護タクシーさんにお世話になり、病院では看護師さんが手厚く気にかけてくださいます。
トイレもバリアフリー、不安もなく、お天気も良かったので散歩程度に考えてました。
いやいや、この考えが大きな間違い!
それはお薬を処方していただく薬局に行く時のこと。
薬局は病院の前、道路を渡った先にあります💦
狭い道路で通行量も少ないためか横断歩道や信号などはありません。
道路から歩道に移動するのにたった2㎝ほどの段差があるのはわかりましたが、乗れると思い、道路を渡りました。
な、な、なんと、その段差が通行の邪魔になり歩道に行けないのです。
力いっぱい出しても乗れない(>_<)
歩道に行けない状況・・・そう、私と母はまだ車道にいるのです。
通行量は少ないと言えど、車は来ます。
怖い、怖すぎる。
※イメージ
パニック?に陥っていた私のところに車がゆっくりと近づいてきました。
運転手さんの顔が見えた時、私は助けてオ-ラ全開!
運転をしていた若い女性がわざわざ降りてきてくれ
「どう、されました?」「ここを持ち上げましょうか?」と上がらないタイヤの前にかがんでくれました。
もう、女神さまのように見えました。
この様子を薬局の方も気づいてくれて、結局、女神さまと薬局の方が歩道に乗せてくれました。
女神さまにお礼を言って、車いすは薬局の方が押してくれました。
ちなみに、段差がある時の車いすの操作はちゃんとあり、薬局の方が教えてくれました。
やはり、知識と技術、そして実践での練習が必要と実感した次第。
だけど、人に親切にされることは本当に幸せになれますね。
心から感謝です(^^)v