ちえママのミニマル的シニアライフ

60代の暮らし・老後・年金・お金やらゆる~く語ってますます。

福祉の闇


玉ねぎを切っていたら涙が出ますよね。

これ20個を1人で切ったらどうなるか知ってますか?

 

3個くらいで涙が止まらなくなり・・・7個目あたりから、

あらら不思議、涙が出なくなるのです。

 

これは70人分の昼食を1人で作った時の話です。

仕事で?いえいえ、仕事じゃありません。

当時息子が通っていた障がい者福祉作業所での話です。

 

息子は23歳からパンを作っている福祉作業所に通っています。

福祉作業所のやり方や考え方、人間関係など本当にドロドロで、息子のために3か所ほど作業所を変わりました😢

中には裁判沙汰になったこともあります。

その話はまた別にしたいと思います。

 

今回は福祉作業所の闇のお話です。

先ほどの昼食の話は、一番初めに息子が通った作業所でのことです。

私が福祉の世界を全く知らない時期です。

 

昼食は作業所が用意してくれる契約でした。

昼食代として一日300円必要でしたがお弁当を持たせるのは大変なので有難いと思いました。

 

いざ、入所してわかったのですが、昼食の用意は施設の職員1名と保護者1名が当番で手伝うことになっているのですΣ(゚Д゚) いやはや驚きました

でも、障がい者の受け入れは施設と本人の相性もあり、なかなか難しく、本人が機嫌よく行ってくれているのであれば保護者は多少のことは目をつぶります。

 

私は仕事を持っていたので、当番を土曜日にしてもらっていました。

ある土曜日、職員さんの不足で買い出しは一緒に行くけれど、

昼食を作るのは私1人でやって欲しいと頼まれました。

「はぁぁぁぁぁぁ~~70人分を1人で作れと! それも2時間で!」←心の声

私は黙々と野菜を切り、涙を流し(玉ねぎの)なんとか作りました。

 

しかし、これだけで終わらないのがすごいところ。

1人で出来るという実績を見せてしまったため、それからは職員さんなしの私一人の担当になってしまいました。

そして、2回目からは買い出しも1人・・・涙も出やしない。

 

それで、初めて買い出しに行ってわかったのですが、70人分の食費として手渡された金額が「7000円」・・・1人当たり100円。絶句(>_<)

 

あれれ、昼食代として300円お支払いしているはずですやん。

調味料やガス代、電気代も含めてるから?それにしても予算が少ないよね💦

ひょっとしたら何かのイベントの時のために余分に徴収しているのかな?と思いましたが、イベントの時はその都度徴収・・・いや~な予感がしました。

ここの福祉法人に初めて不信感を抱いた瞬間でした。

まぁ、一人で無給で昼食を作らされている時点で「変!」なんですけどね😢

 

ちなみに70人分は職員さんも含めての人数です。

あとからわかりましたが、職員さんは昼食代を500円支払っていました。

ひどい!酷すぎる。

 

予算7000円・・・1人100円の献立。

これ、戦前の話でも発展途上国の話でもない20年ほど前の日本の話です(>_<)

 

福祉作業所は多くの場合、障がいを抱える個人が安心して過ごせる場所として位置づけられていますが、
その裏には見えない問題が潜んでいることが多々あります。

ここの作業所だけの話ではないと思います。

もちろんいい作業所は多々あります。

ただ、入所する前に内情を知ることはちょっと難しいところでもあります。

 

私は20年間どっぷりと福祉の世界に入り、いろんな面を見てきました。

広いようでとても狭い世界というのもわかってきました。

 

これから少しづつ福祉作業所の問題点などもお話していきたいと思います。

もちろん、福祉の資格を持っていない素人ですから、プロから見て気が付いたところがあれば教えていただれば有難いです。

よろしくお願いします。